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クレジットカードの歴史

クレジットカードの歴史は、約100年前のアメリカにまでさかのぼります。

クレジットカードが誕生する前の個人の買い物は、現金だけを決済手段に使っていたと思うでしょうが、実は小切手も頻繁に使用されていました。

小切手は、金額とサインを記載した紙で、これを受け取ったお店は銀行に持っていくと現金に換えてもらえます。現金取引なら商品の引渡しと同時に現金を受け取れますが、小切手だとお店は商品の引渡し後に銀行に行かなければ現金を手にできません。

したがって、商品代金として小切手を受け取ることは、現金後払いで商品を販売したのと同じなのです。

このように100年前のアメリカでは、小切手を利用する機会が多く、商品代金を後払いする習慣が根付いていたことから、クレジットカードが誕生し普及したのです。



現在でも、アメリカでは小切手を使用している人は多く、2001年の段階でもお店での決済の18%が小切手でした。

なお、日本でも銀行に当座預金口座を開設すると小切手帳をもらえますから、小切手での買い物はできます。ただ、日本で当座預金を開設しているのは、ほとんどが企業であり、個人が買い物で小切手を使っている現場を見ることは滅多にありません。

余談ですが、企業間取引で当座預金残高以上の小切手を振り出した場合は不渡りとなり、小切手を振り出した会社はほぼ倒産します。不渡りを出さないためには、当座預金残高を常に把握する必要がありますし、残高を超えて小切手を振り出した場合でも、一定額までは決済できるようにする当座借越契約を銀行と結んでおいた方が良いでしょう。