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クレジットカードの1回払い(マンスリークリア)
クレジットカードの1回払いは、1ヶ月間のクレジットカードでの買い物代金を翌月に一括で支払う方法です。1月で全額決済することからマンスリークリアとも呼ばれています。
日本で発行されているクレジットカードの場合、1回払いを指定した時には、カード利用者が金利や手数料を追加で払う必要はありません。
通常の借金であれば、1ヶ月の借入でも利息を支払わなければなりません。それは、借金をすることで、本来なら1ヶ月後や2ヶ月後に給料が入ってくるはずなのに今すぐお金を受け取れるというメリットを債務者が享受できるからです。
これを期限の利益といいます。つまり、借金したことで支払う利息は、期限の利益を得るための手数料なのです。
個人消費者が、クレジットカードで買い物をし1回払いを選択すると、代金の支払いが1ヶ月延びるので、期限の利益を享受できます。それなのに1回払いに利息が発生しないのは、カード会社がお店から加盟店手数料を受け取っているからです。
したがって、カード払いによる期限の利益の対価は、加盟店が個人消費者の肩代わりをしていることになります。
そうすると、加盟店は損をしますが、それでもクレジットカード払いに対応することで販売促進になりますから、加盟店は手数料を払ってもそれ以上のメリットがあるのです。
カードホルダーが1回払いを選んで商品代金に手数料が上乗せされることは通常ありません。しかし、以前は商品代金に加盟店手数料を上乗せしてカードホルダーに請求していたことがありました。また、買い物金額がいくら以上でなければクレジットカードは使えないというお店もありました。もしかしたら、現在も、そういったお店があるかもしれませんが、基本的には1回払いだと金利や手数料を負担する必要はありません。